虎徹(フレンチ･ブルドック）の独り言 blog

はいおくといってもガソリンのハイオクではない。
ダジャレからの書き込みで失礼します。
廃屋とは、誰も住なくなって、崩れ落ちていく家である。
ご主人様はこの家に小さいころ遊びに行ったことがある。
いや、毎日のように行っていた。　なぜならばここに住んでいた人たちが、
ご主人様を可愛がってくれたからだ。
その可愛がっていた家族の方たちは、嫁いたり、転勤やらで子供たちは出ていき、
親たちは天国へ旅立った。　時が経ち嫁いだ方々も同様に旅立たれたと遠いうわさでご主人様は聞いた。
時間は残酷に過ぎていく。
決して素晴らしく綺麗な家ではなく、小奇麗に整理整頓が出来ていた家であった。

この廃屋の奥に一台の受話器がある。
誰の連絡を待っているのだろう、この黒電話？
この電話のラインは天国に通じているのだろうか？
もう、30年もだれも住んでない、朽ちた家に唯一の連絡方法はこの黒電話。

もし、通りかかって電話でもなったならば身の毛がよだってしまうだろう。
もし、深夜にでもこの電話が「リーン、りーーーン」と鳴ったら・・・・・
取りあえず考えるのは止そう！　現実に戻ろう。
もし、あの黒電話が鳴っても、格子戸と残骸を踏み分けていく間に電話が切れるであろう。
受話器から流れる「ツー、ツー、ツー」という音を感じてしまったら、天国への招待かもしれない。
そんな、わけはない。

そんな廃屋がある、我が家周辺である。
「リーン、りーーーン」・・・・・・・「ガチャ」・・・・・「ツー、ツー、ツー」・・・・・「うぅ」

菊池容疑者が捕まったとか、まさかこの電話で連絡を・・・・え、現場は相模原・・・・
懸賞金の推定1000万円は誰の手に・・・・　不況時の懸賞金恐るべし！